Presentation

 地球に降り注ぐ無尽蔵なエネルギー、太陽光。生命はその40億年の進化の過程ににおいて、太陽光エネルギーを高い効率で生命活動のエネルギーに変換する精緻なシステム「光合成」を創りだしました。人類が直面する環境問題・エネルギー問題の解決のヒントは、自然が創ったこの生体光エネルギー変換系のメカニズムにあります。私達の研究室では、植物や藻類が営む光合成のエネルギー変換機構を原子・分子レベルで解明するための研究を行っています。植物は如何にして光エネルギーを用いて電子やプロトンを動かすのか、如何にして水から酸素を作りるのか、光合成システムの進化はどのように行われたのか、私達は赤外分光や電子スピン、時間分解分光など様々な分光測定や量子化学計算を駆使してこのような問題に挑んでいます。



研究内容 (Content of Research)

光誘起電子・プロトン移動反応の動作原理 (Photoinduced proton coupled electron transfer reactions)
光駆動水分解・酸素発生機構 (Light-driven water oxidizing, oxygen evolving reactions)
光合成の環境応答機構(Environmental responses of photosynthesis)
光合成の進化過程 (Evolution of photosynthesis)
人工光合成ナノシステムの開発 (Development of artificial photosynthesis nano-system)
コラム:光合成の基礎知識

手法 (Methods)

  • フーリエ変換赤外分光法(FTIR: Fourier transform infrared spectroscopy)
  • 全反射吸収FTIR法(ATR-FTIR spectroscopy)
  • 時間分解赤外分光法(TRIR: Time-resolved infrared spectroscopy)
  • FTIR分光電気化学法(FTIR spectroelectrochemistry)
  • 電子スピン共鳴(ESR: Electron spin resonance)
  • 熱発光・遅延蛍光 (Thermoluminescence; Delayed luminescence)
  • 量子化学計算 (Quantum chemical calculations)